カテゴリー別アーカイブ: 改造・改装

フロアーパネル床板に改造3/7(床下地に転びばし根太取付)

畳間をフロアーパネルにする序盤の続きです。

白蟻の防除策の薬剤散布後に連続して

転ばし根太を取付しますが

周辺を取り付ける時には古い建物には特に

事前、確認しておくべき事があります。

それは建物その物や部屋の床全体が

水平か?否か?の現況を把握し

次の改装、修理に関して不具合が有れば

予算が上回っても徹底的に直すのか?

又は、許容範囲程度なら、それなりで良いか?

もちろん部屋の隅々との各辺での直線性は

横での出入りは真っすぐに越した事は無いですが

普通は飛び出しの出入りや歪みは有るモノです。

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上下の高さに関しては全体の水平レベルは

真っすぐに越した事は無いですが

古い建物は地盤の陥没や自然劣化などで

高低差は有り得ます。

しかし辺の途中での凸凹変化は修理工事に

伴い改善して施すのが通常対処です。

[よろずの神様]

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後で分かりやすいのが足の長さがキッチリした家具や

箱物家具を床に置いた時に四隅にガタツキが起こる時ネ!

まッ・・隙間にクサビ入れたりパッキン挟みで問題ないけどね。

一部屋の端で水平高さが1~3㎝ほど違うのはザラで

全体や中間での高低差で5㎜前後は有り得る事として

細かく問わないのが通例かと思います。

部屋全体の床が絶対に水平で有るべき場合は

後で内壁や開口部、天井も改造して

新しく変わる予定なら絶対に床は水平レベルに

しておく必要が有ります。

今回の現場は床全体の水平は関係なく

四隅を現状高さで納める事で進めます。

途中の凸凹はそんなに酷くは無く

転ばし根太の下場を削ったりパッキンしたりの

微調整で床板下地としては納まります。

古くない建物でも地盤に問題が有れば

床にビー玉を置いただけでコロコロと

低い方に転がる例は欠陥住宅の問題で良くあります。

それは程度の問題でありどこの家でも

部分的には多少の傾斜が有ります。

しかし見た目で分かる場合や

立っただけで平衡感覚で傾斜を感じるのは

日常生活で色々と大きな不具合ともなります。

さて転ばし根太の取付には撤去した畳の厚さで

高さ寸法の違いにより異なります

今回の現場ではスタイロ畳で厚さ55㎜前後の物でした。

仕上の床板厚さが12㎜なので差し引き43㎜の

根太厚さで敷居など他の床天場との段差はゼロですが

実際は3㎜ほど床板が面落ち下がりになるのが理想です。

そして古い畳下地板の天場は粗いので凸凹が5㎜前後として

転ばし根太の厚さは38㎜角の赤松下地材を使用します。

いわゆる天井野縁と言われる下地材で

本来の根太には細過ぎて強度も劣る為に使用しませんが

既存の床下地が有り、その上に数も増やし転ばし並べ

間隔も20㎝~30㎝程度のピッチなら問題は有りません。

ただ大きな違いは厚さ12㎜程度の構造合板を

捨て貼りする近年に主流、下地の場合は、

さらに薄い根太厚さに変更しないと納まりません。

その場合は米松の60×25~27㎜程度の厚さが

取り扱いや経済的にも妥当となります。

この現場では捨て貼り下地はしないので

38㎜角の赤松、下地材を用います。

まずは部屋の周辺に廻して取付しますが

この時が全体の二割を占める大切な工程とも言えます。

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何気なく取り付けても偶然、うまく行き問題無く

納まる事も有りますが、要所要所で是非の分かれ道が

存在します。

例えば壁際の畳ヨセ材は不安定な物で後で変な動きや

逃げハズレ、隙間空きなど手直しになる可能性を秘めています。

取り付け時には木工ボンドで接着とビス止め。

動き易い相手木材は引き付けて固定する為に

ビス穴は効かしだけではなくバカ穴との違いを

使い分ける必要が有ります。

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この穴あけ配慮は木材の割れ防止の効かし穴あけと

御互いがピッタリと締め付けられないネジ効き現象の

隙間空きを回避する為に引き付け効果を即すバカ穴あけは

現場では原理原則ともなっている定番の基本ノウハウです。

この辺りは現場の本番前に理解しておく

基礎知識、売りネタ、ノウハウなどです。

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高さの違いで後から張る床板が敷居の天場など

相手より低いのは、まだ良いですが逆に床板が

飛び出し過ぎは納まりが失敗となり、やり直し、

手直しなどで材料の不足、調達直しなど大問題となります。

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特に長い敷居などの途中は上げるべき?

下げるべき?など現状と後の為に施す改善策が変化しやすく

成り行き任せでは後で建具が入らない、又は外れるなど

後では建付け直しや敷居を取り替えた方が良かった、

それが早かった、など最初の判断を見誤る場合が有ります。

周辺の取付が終われば

中間の転びばし根太↓の取付けとなります。

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続けたいですが・・やっぱり

ここで一区切りつけます。(^_^;)

この床工事(二部屋で約6坪ほど)の続き間で

この後に繋がる全体の物語は業者に依頼すると

材費約¥90,000~¥120,000と+プラス

施工費約¥90,000~¥120,000(税別)の

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必要な方は自力対処への支援予約をして頂ければ

関わり方に応じて実用・実益が可能になるかも知れません。

これで、[畳間をフロアーパネル床板に改造3/10(床下地に転びばし根太取付)] 物語は幕!です。

次のアップは[畳間をフロアーパネル床板に改造4/10(転びばし根太とフロアー張り始め)]の続きを、お楽しみに。

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和室を洋間にする改装2/2(天井も壁も現状を活かす改装例)

和室を洋間にする改装の続きで同じ建物で隣の部屋です。

 

天井も壁も現状を活かす真壁の納まりを優先にします。

 

まずは・・目スカシ天井板が一部で接着不良となり剥がれて表面が浮いています。

状況をよく調べた結果、剥がれは一部だけの問題なので

底だけを修理すれば全体を張替えしないでも良いの判断をしました。

 

ここでは奥の部屋でもあり客間では無いので新品に取り換えてコストを掛けるよりは

他に予算を回したいとの御希望も有り簡易補修する事になりました。

 

コーキングに使用する細長いステンレスのヘラの両面に

木工用ボンドを塗っておき剥がれた部分にズラしながら塗ります。

 

改装09目スカシ天井剥がれ補修.JPG

 

奥の方までボンドを塗っても下地が無い所が多いので接着剤がムダになります。

接着剤を付けたら慎重に膨らみを押えて余分なボンドを取り除き。

 

はみ出したボンドは粗取りした後は天井の表面を

軽く水洗いして糊のヨゴレ跡を取り去ってから

 

4.5㎜程度の合板の細長い半端モノを針釘で天井裏の下地材に

仮止め打ちしたり下から胴縁など細い長物木材で

(※例えば・・ご家庭用にある伸縮性の物干し竿など)

倒れないように注意しながら

天井に突っ張り過ぎず当てて押え、半日ほど時間待ちします。

(※この辺りの手加減や全体の判断、作業手順、要領は簡単そうでシビアです。)

 

改装10目スカシ天井剥がれ補修完了.JPG

 

有る程度の時間で安定し接着できれば安心ですが

面倒な突っ張り棒や仮止め釘などを省く為の

即効手段とすれば内装のクロス貼りに使用する押えローラーと

熱風ドライヤーで強制的に接着剤を乾燥させながら押え均しも有効です。

 

 

壁面は、良くある簡易パターンの工法として

ポロポロ落ちやすい塗り壁表面に木工用白ボンドを塗り

4.5㎜の合板を柱と柱の間に削り合わせて張り込み柱のチリ際から柱に

フィニッシュ釘を斜めに止める定番化された納まりのクロス用下地作りです。

 

改装11電源と電話線の受け口の柱チリ離れ例.JPG

 

上図は↑電気の受け口付近の切り込み状態ですが柱際の僅かな部分も

赤丸のように合板下地は有ったほうがクロス貼り仕上が容易で陥没対策には無難です。

 

最終的には表面のプレートカバーで柱のチリまでくっ付いて見えない事が多いですが

下地が無いとフワフワ状態で安定性が悪いのです。

 

そしてプレートが柱まで届かず僅かに壁面の細幅が

見える場合は下地が残っていないとマズイ事になります。

 

エアコン室内機の配管はつないだままで

慎重な扱いで本体を壁面から浮かし落ちないように吊り下げや

脚立に乗せるなどして合板下地やクロス仕上げも入れ込み

クロス貼りが落ち着けば本体の取付戻しを終えて完成です。

 

天井はそのままで復活し、柱や付け鴨居などは丸見えで和風の善さは残っています。

 

改装12内装仕上完了.JPG

 

途中や全工程の中では色々な場面が有りますが

簡単な内容のアップとして、この回は終わりです。

 

※以上の途中で必要な基本的な単体ピースと言えるノウハウは何れ

 別の機会にアップ出来ればと思います。

 

次の事例もお楽しみに。


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和室を洋間にする改装1/2(天井も壁も全面改装例)

和室を洋間にする改装、改造の事例です。

 

最初の部屋は天井も壁も全面改装で洋風にします。

まずは天井の解体からです。

 

目透かし天井板の場合は裏桟木が無い所から一部分を切断して表面を剥がします。

気を付けなければならないのは手ノコや切断機械で深く切り込まない事です。

 

当たり前てすが・・配線や色々な物が天井裏には存在します。

 

改装01天井解体途中.JPG

 

最初の試し開口で天井裏を確認しながら安全に剥がします。

 

この現場では廻り縁も長押も取り去るので容易です。

しかし鴨居や見える柱などは傷つけたり汚さないように注意が必要。

 

まず剥がして気が付いたのは・・建物の構造的に色々な問題が有ります。

参考の為に↓表示して問題点のヶ所を表示してみました。

 

改装02天井解体後.JPG

 

しかし、あまり御客様には不安になり過ぎる事は告げられません。

建売物件などは当時の販売価格に応じた内容になるのは当然なので

一律に建物の構造内容や仕上グレードなどの善し悪し評価も出来ません。

 

どうしても気になり意見を問われれば説明できれば良い時も有ります。

 

天井裏には二階のベランダに洗濯機があるので、

給水管も丸見えで支持金具も保温もなく

 

冬場に凍結破損したら天井裏からの水漏れは雨漏り所では無い勢いとなります。

天井板を切断解体する時に誤って配管の切断や

衝撃でひび割れなど壊してしまうと・・大変な事になります。

 

改装03天井解体後の2階ベランダ用給水配管例.JPG

 

上図↑では構造部分の参考、呼び名を表示してみました。

全国共通ではないかも知れませんが

自信は有りませんが・・半分ぐらいは通用するかも知れません。

 

いよいよ下地の内容ですが、ざっと簡単に掲げます。

 

改装04天井や胴縁大壁下地例.JPG

 

この部屋は天井も内壁も全体が大壁と呼ばれる納まりです。

既存の柱はほとんどが隠れます。

 

入口の枠や柱などで僅かな部分(チリ際)などが見える納まりで、ごく標準例です。

 

改装05胴縁と合板下地例.JPG

 

下図は↓和風の出入り口で片引き戸付近です。

やはり壁の膨らみによる建具との隙間不足による干渉は注意です。

 

改装06胴縁大壁下地と片引き戸例.JPG

 

この部屋は廻り縁も長押も撤去したので、ある意味下地の入れ方は容易です。

 

改装06内壁下地.jpg

 

ヒモ額縁、見切縁、巾木、廻り縁やクロス張りの様子はパスして

いきなり仕上がり場面に飛びます。

 

改装07内装仕上完了.JPG

 

極、一般的な納まりで部屋の内寸法は重ね張りした4.5㎜の合板下地が

両方の壁面で二枚分とクロスの厚さだけ合計約10㎜ほど

空間は狭くなった状態で、ほとんど圧迫感はありません。

 

これが厚さ12㎜のPB板を二枚と大工さんによれば

柱面に厚さ18㎜の胴縁を吹かせ打ちなら

4部材の合計厚さで内間は60~70㎜ほど部屋が狭くなります。

 

 

よって4.5㎜の合板下地が広さには有利ですが薄過ぎて

防音、遮音、防火には不向きですが居室などは可能です。

 

台所は基本的に防火性能が必要なのでPB板12㎜などが無難か

6.7㎜程度の難燃素材の化粧ボードが最薄の建材となります。

 

改装08内装仕上完了.JPG

 

大雑把に掲げてみました。

詳細は、またの機会に部分的に分けてアップ出来ればと思います。

 

※次は同じ建物で隣の部屋も改装ですが天井は和風の素材を修理して残し

 壁面も柱は見せる真壁納まりでクロス貼りのパターンとなります。

 

次の続きページもお楽しみに。


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増改築5-12(簡易な棚板)

厨房との間仕切りには調理台など簡易仕様で取付。

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店舗側との間仕切り位置が約90cmズレたような窓の中間付近に設置。

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これもほぼ想定済みの配置。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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天井の吹き抜け納まりによる空間造りが上手くマッチした仕上りで

御客様も御満足らしいです。

最上部の通風・採光の高所窓も明るく効果が有りました。

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厨房内の吊り棚は集成板を吊りボルトに

ステンレスパイプを被せた貫通吊り下げで取付。

この納まりは持ち出し棚受よりは強度的には安心。
 

箱物キャビネットを直付けも良いですが

僅かな空間を得るには有効です。

次に続く

増改築5-11(手作り木製建具02自由扉)

引き違い窓、木製建具の後はフラッシュドアも自作。

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やはり粗い創りの狙いでしたが・・

結果的には、ややノーマルになります。

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表は内壁面と伴材のヒノキ羽目板。

裏はビニールクロス張り。

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建具巾を開口部イッパイに切り込むと自由チョウバン金具の

ヒンジが飛び出しているので
壁面へ直付けは底付きとなり開閉不能となります。

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したがって付け柱が必要。

フラッシュ戸はパネルなので簡単な部類。
 

要点はなるべく軽量化にする必要有り。

ドアはチョウバン金物で吊る為に建具本体に余計な重さが有ると

機能的に負担となります。
 

店舗から厨房への頻度の高い通路なのでどちらからでも

出入りできる自由チョウバン仕様。

片開きドアと違って自由チョウバンは建具自体に

重量が有り過ぎると上部の自由チョウバン金具のスプリングが

伸びて引付不良となり建具の頭がダレ下がります。
 

建具の高さサイズはこれ以上大きくすると重量オーバーで

ダレ下がりとなるし
室内空間が狭くなるので妥当なサイズ。

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取付後の羽目板、横ラインは合わせます。

真横から見ないと横ラインの合致は気になりませんが

合わすのが常套手段。

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厨房側から見た裏面は目地の横ライン合わせは

クロス仕上なので必要無し。

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頻繁に出入りする場合や開き放しにしたい時は

アオリ止め金具で仮止めします。

店舗側からの仕上がり例。

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画像は照明を付けず撮影で暗かったので薄暗いです。

次に続く。

増改築5-10(現物優先のレイアウトで室内の仕上げ)

店舗内で間仕切り前の厨房内は御客様が自前の機器や

備品を着々と準備します。

 

長年の夢が現実になる手前です。

さぞかしワクワクされた頃だと思います。

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物を配置しながら最終的な間仕切り位置など詳細を決断。

この辺りの室内レイアウトなどは最初から平面設計では
現実的なサイズや空間など実用的な妥協案は

判断しにくい所でした。
 

やはり現物を置き立体感を感じながら

使用者の希望を優先にするのが基本。

間仕切りの位置は現実的な動線や必要な空間などを考慮し

希望を入念に検討しながら決定。

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高さや出入り口の巾位置などは、なるべく建物規格サイズに準じて

コスト配慮の為に推奨、提案します。

開口部の巾寸法は半間・一間・・など材料定尺サイズや

建物モジュールサイズに出来るだけ合わすのが

全体のバランスとコストパフォーマンスには良いようです。

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間仕切りの上部は吹き抜け効果を演出する為に空間を設け、

壁面も無垢の節付き木材を多用。

窓枠もオリジナルでダサいと言われるかも知れませんが

節つき一等材の粗作りに決定。

次に続く。

増改築5-9(室内の土間床モルタル下地)

この画面は前後していますが最初の頃に内装下地直前に

既存の土間コンクリートに段差が有り

低く深い所は高い邪魔なコンクリートをハツリ

粗埋めしている段階です。

 

土間ハツリ後の廃材コンクリート片などを粗埋めして

捨てコンは早めにしておきます。

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次に全体を生コンで粗打ち下地作り。

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最低2~3日は養生期間を置き再びモルタルで土間下地の仕上作り。

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端廻りと中間ポイントを約1mピッチ程度で

基点となる定規の決め所を先行して作ります。

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レベラーで一発決めが出来ない厚塗りモルタル仕上は

何回も段階を踏まないと打ち代が深いと収縮度合いが激しく

不陸になりやすいのです。
 

余談ですが・・

 

マンションのスラブ床にレベラー一発仕上げのタタミ下地を

見た事が有りますが不陸も多く、なによりも表面硬さが脆く

爪でポロポロ削れます。

 

CFシートでも貼るならシーラー塗りで

表面強化処置が必要かも?知れませんが、それでも剥がれそう。

 

二度目塗りはモルコンを手配し一挙に打設。

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天場の切っ掛け高さを利用して定規で手早く面均し。

スピードが要求されるので施工面積に応じた人員が必要。

気候の気温や湿度には大きく左右されます。

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均し仕上までは粗均し・中均し・仕上均し・コテ押え

・・と最低4回程度は必要。

さらに各段階ごとに待ち時間が必要。
 

均しに手を掛ける時はスピードが必要で、
その後は毎回、空き時間挟む、時間対処の切り替えが必要な左官業務。

 

この程度の広さも・・1㎡程度の狭さも・・手加減、待ち加減など

ノウハウはほとんど変わらず。

とてもアナログな施工分野ですが何百年も昔から続く

基本的な建築技術はすばらしい工法。
 

新素材が次々開発される中にセメント系の素材や

工法は今後も必要性は続きます。

増改築5-7(内壁05)化粧ボード02

内壁の化粧ボードなどは張る順番と方向などで

作業の優位さには多少の相違があります。

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例えば、こんな変形納まりは、向かって左側が

巾落し後の削り合せが必要。

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張り仕舞いの場面で向かって左側への方向性で

左の削り合わせは左利きの人が有利。

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化粧ボード材は、こんな時に斜め削りの刃先は脆く壊れやすく

加工が決めにくいです。

仕上後は刃先を鋭くせずに面取り突き付けにして

目地にカラーシーリング押えが必要。

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内法から上の方は小物のなので大きなサイズを他に先行張りしてから

半端材を使いきるのが常套手段。

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こんな小さい部分を方向性の順番通りに先に張る為に

大きい物を小さく切断しながら張るのは危険。

大きな物を、もし切断ミスした時に小物サイズへ

切り使いで有効活用する手順が望ましい。

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流し台も仮り据付して進展。

流し台の上付近は化粧ボードのままで簡素化。

 

本来はタイルかキッチンパネルが理想も予算が・・。
 

化粧ボードの表面はビニールクロスなので暫くは

水廻りに堪えられますが、
いずれはステンレスを張るなど防水策が必要。

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中間に残った柱は既存の二階建て通し柱で最初から

抜かない方が無難な為に残した大切な柱。

これは無理して上部で梁を入れれば受けられて下部は撤去できますが
別棟と既存建物は強度や一体化では不安定なので残し安全性を優先。

 

後で表面は仕上げますし色々と物を置けば隠れます。

次に続く。

増改築5-7(内壁05)化粧ボード01

内壁の化粧ボードも多種多様有り。

素材が軟質系と硬質系で大きく異なります。

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さらに軟質系でも石膏ボード系とパルプセメント系の二種。

硬質系はスレート系と樹脂系や樹脂とアルミなど複合系の三種。

大きく分けても素材の違いで五種。

後はグレード別や色、柄別などで材種の範囲も多岐に渡ります。

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この現場では石膏ボード下地にビニールクロス仕上済みの

普及品タイプを使用。

一番、低額品は石膏ボードに紙にプリント印刷柄が

当時は有りましたが汚れが付きやすく

水拭き掃除に弱い表面処理なので厨房には不向き。

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施工の要点は表面クロスを縦継ぎ手のコバに巻き込んでいるので
木工ボンドで接着貼りの場合はビニールクロスに白ボンドは

接着不良となるのが注意点。

裏面への余分な巻込みはカッタナイフで切り取り剥がして

接着する必要有り。

ドウブチの横桟木は約30㎝ピッチ。

継ぎ手の裏下地は無しか、縦に切り込みか、

横に空継ぎ入れの三種が多く目的に応じて対処。

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この現場ではジョイントは横に

空継ぎ入れとしました。
 
後付け見切りも取り付けてほぼ終了。

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部屋の中に邪魔になりそうな独立柱は

既存の二階からの通り柱です。

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出来れば抜きたかったのですが切って一階の小屋組みで

上からの荷重だけは受けれますが、

 

一番、怖いオカグラ増築となり耐震的には

とても弱い構造となりますので耐震策がなければ絶対禁止。

 

御客様も理解されており柱を利用したレイアウトをすれば

問題無いとの事で温存です。

 

後で四方は化粧ボードで巻きます。

厨房なので、なにか固定する為のポールが必要になれば利用可能。

 

もしデザインの理由でその柱を切って欲しいと

デザイン優先で主張し関係者などが要求してくれば・・

ハッキリとお断りし、まだ付け柱で抱かし補強したいほどです。

次に続く。

増改築5-7(内壁04)

店舗側の内壁を終えたので奥の厨房側内壁仕上げへと続きます。

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断熱材は御客様に入れて頂き人件コストの節約型対処です。

 

化粧ボード仕上げに取り掛かります。

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まず既存基礎の残り部分のハツリ解体作業が

必要なので先に終えます。

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この程度なら無理やり斫ると基礎の強度が弱くなるので

残しても良いですが流し台を据え付ける為に邪魔になる位置なので

泣き泣き、慎重にハツリます。

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既存の通し柱が乗っているので慎重にダイヤカッターで

切込みしたり穴あけしながらハツリます。

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ハツリも単に壊すのではなくハンマードリルで

捨て穴を開けてからハツリ取るのが安全。

 

とにかく慎重に丁寧に除去します。

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厨房の奥は内壁が斜めの変形なので少し考慮が必要。

仕上は化粧ボードなのでドウブチ下地。

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ガクブチなど見切り材は半被せ加工のステンレスフィニッシュ打ちの

後付けで簡易納まりとなります。

次に続く。